静岡県の中学生、定期テストで点が取れない原因と立て直し方|内申点を上げる勉強法

勉強した時間と、テストの点数。この二つが、なぜ素直に比例しないのでしょうか。

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テスト前の1週間は机に向かっていたのに、返ってきた答案は平均点前後。「ちゃんとやったのに」と本人は落ち込み、保護者は「やり方が悪いのか、本人の力不足なのか」と迷ってしまう。静岡県内の中学生の保護者から、毎学期のように聞く悩みです。

私自身、静岡県内で10年以上にわたり塾講師として中学生を指導してきました。その経験から先にお伝えすると、定期テストで点が取れない原因の多くは、能力の問題ではなく「勉強の中身」と「ミスの種類」にあります。原因を4つに分けて、自分に当てはまるものから直していけば、次のテストで動く余地は十分に残っています。

この記事では、点が取れない原因の見つけ方、原因別の直し方、内申点とのつながり、テスト前2週間の動き方、家庭でできることと外部の力を借りる選択肢を順番に整理します。

定期テストの点が内申点につながる仕組み

まず、定期テストが内申点とどう関係するのかを整理しておきます。通知表の評定は、定期テストの点数だけで決まるわけではありません。学校では一般に、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という観点で評価し、それらをまとめて5段階などの評定にします。

ただし、観点のうち知識・技能や思考・判断・表現を測る材料として、定期テストの比重が大きい学校が多いのは事実です。評価の方法や重みは学校・教科の先生によって異なるため、「テストが何割」と一律には言えません。気になる場合は、学期の初めに配られる評価の説明プリントや、担当の先生への確認が確実です。

静岡県の公立高校入試では、学力検査の点数とあわせて、中学校から出される調査書(内申点)が選抜の資料になります。内申点の計算のしくみは、次の記事で詳しくまとめています。

→ 静岡県高校入試の内申計算方法

つまり、定期テストは「その学期の通知表」を通じて、入試の合否判断の材料にもつながっています。逆に言えば、テストで点が取れない状態を放置すると、内申点だけでなく、学力検査に必要な基礎力の土台まで崩れやすくなります。

点が取れない子に共通する4つの原因

返ってきた答案を見て、「頭が悪いのかも」と結論づけるのは早すぎます。点が取れない原因は、次の4つに分けると見えやすくなります。

原因1:範囲を「見た」だけで「解けない」状態

教科書やワークを読み返して「わかった気」になっているパターンです。目で追っているときは理解できているように感じますが、何も見ずに書こうとすると出てきません。テストは「思い出して書く」作業なので、読むだけの勉強とは使う力が違います。

原因2:演習の量と、やり直しが足りない

ワークを1周しただけで終わっているケースです。1周目で間違えた問題を、もう一度解き直していなければ、本番で同じところを落とします。解いた「量」より、間違いを「何回直したか」のほうが点に直結します。

原因3:ミスの種類が分かれていない

計算ミス、漢字や英単語の書き間違い、問題文の読み飛ばし、単位の書き忘れなど、いわゆる「ケアレスミス」は、まとめて一つの原因にしがちです。しかし、ミスの種類によって直し方は違います。種類を分けないまま「気をつけよう」で済ませると、次のテストでも同じ失点が出ます。

原因4:提出物や授業中の取り組みが抜けている

テストの点が平均前後でも、提出物の期限遅れや未提出があると、「主体的に学習に取り組む態度」の評価が下がり、評定に響くことがあります。点数が取れていないと感じる背景に、実は提出物の抜けがある場合もあります。

原因を見つけるチェックリスト

  • テスト範囲の問題を、何も見ずに書き出す練習をしたか
  • ワークは間違えた問題に印をつけ、2回目以降も解き直したか
  • 返却された答案で、失点を「知らなかった」「覚えていなかった」「ミス」に分けたか
  • 提出物の期限と内容を、テスト前に一覧にしてあったか
  • 当日の時間配分を、前のテストで振り返ったか

答案を「失点の種類」で3つに分ける

原因を特定する一番確実な方法は、返却された答案を使った振り返りです。テストが終わると本人は見たくなくなりますが、答案には直すべき場所がそのまま残っています。

やり方は単純です。間違えた問題を、次の3つに分けて記録します。

  • 知らなかった:習った覚えがない、用語や公式が思い出せない
  • わかっていたのにミスした:計算違い、読み間違い、書き間違い
  • 考え方がわからなかった:解き方の見当がつかない、応用に手が出ない

この3つの割合を見るだけで、次にやることが変わります。「知らなかった」が多いなら暗記と範囲の網羅が先、「ミス」が多いなら見直しの手順づくりが先、「考え方がわからない」が多いなら、基本の解き方の確認からやり直す必要があります。

全教科を一度に分析しようとせず、まずは評定の伸びしろがありそうな1〜2教科だけで試すのが続けやすい進め方です。

原因別の立て直し方

「知らなかった」が多い子:覚え方を変える

読むだけの暗記から、思い出す練習に切り替えます。たとえば社会や理科の用語は、ノートの右側を隠して左側の説明から用語を書く、といった形です。英単語は、日本語を見て英語を書く練習を入れます。1回で完璧にするより、間隔をあけて3回触れるほうが定着しやすいのが一般的です。

「ミス」が多い子:見直しを決まった手順にする

「見直しをしなさい」と言っても、何を見るかが決まっていないと、見直しにはなりません。次のように、手順に落とし込みます。

  • 数学:検算は、別の方法(逆算や概算)で必ず1問ずつ行う
  • 英語:三単現のs、複数形、大文字・ピリオドを最後にまとめて確認する
  • 国語:設問の「抜き出し」「15字以内」などの条件に線を引き直す
  • 理科・社会:単位や漢字指定を確認する

こうした「自分の癖に合わせたチェック項目」を作ると、ミスは確実に減ります。

「考え方がわからない」が多い子:戻る範囲を決める

応用問題に手が出ないとき、応用問題をたくさん解いても伸びません。その単元の基本問題に戻り、解き方を自分の言葉で説明できる状態にしてから、少しずつ難度を上げます。数学や英語は積み重ねの教科なので、前の学年の内容でつまずいていることもあります。その場合は、つまずいた単元まで戻る判断が必要です。

同じ勉強時間でも点差が出る場面

定期テストで、同じ時間机に向かっていても点差が出る一番の理由は、時間の使い方の違いです。点が取れる子は、勉強時間のうち「何も見ずに解く時間」「間違いを直す時間」の割合が大きい傾向があります。逆に、点が伸びない子は、ノートをきれいにまとめる、教科書を読み返す、といった「楽に感じる作業」に時間が偏りがちです。

これは、本人の努力不足ではなく、やり方を知らないだけというケースがほとんどです。ただ、学校の授業のペースは速く、先生が一人ひとりの勉強の仕方まで見る余裕は限られます。部活で帰宅が遅い、塾に通う時間が取れない、といった事情があれば、なおさら自己流のまま学期が進んでしまいます。

学力検査まで、今日(10月17日)からかぞえるとあと137日(3月3日・4日)です。中3であれば、残りの定期テストの回数も限られます。やり方を直すのが遅れるほど、立て直しに使える時間は減ります。そうした状況のご家庭は、静岡県に対応している家庭教師の料金を、無料で比べておくと、通塾以外の選択肢も含めて判断がしやすくなります。

次のテストに向けた2週間の動き方

テスト範囲の発表は学校によって異なりますが、多くの中学校ではテストの1〜2週間前に範囲表が配られます。この期間を3つに分けて動くと、直前に詰め込む形から抜け出しやすくなります。

テスト2週間前〜10日前:範囲の全体像と提出物を整える

  • 範囲表をもとに、教科ごとに「やること」を書き出す
  • 提出物の期限と内容を一覧にして、先に終わらせる順番を決める
  • 前回の答案の失点を、今回の対策に反映させる

10日前〜4日前:解く練習と間違いの直しを中心にする

  • ワークは1周目で間違えた問題に印をつけ、2周目は印の問題だけ解く
  • 教科書の太字や、授業で先生が強調した部分を、何も見ずに書いてみる
  • 1日に詰め込む教科数を絞る(3教科を同時にやるより、2教科を深く)

3日前〜前日:総仕上げと生活リズム

  • 間違いノート(または印をつけたワーク)だけを見直す
  • 新しい問題集には手を出さない
  • 睡眠時間を削らない。夜更かしして覚えたことは、当日に出てこないことがある

この流れを一度作っておくと、次の学期のテストにもそのまま使えます。内申点を意識するなら、中3の2学期以降の評定の動かし方もあわせて確認しておくと、優先順位が見えやすくなります。

→ 中3の2学期から内申点は上げられる?静岡県の内申と今からできること

教科ごとの優先順位の付け方

すべての教科を同じ熱量で立て直そうとすると、時間が足りなくなります。内申点を意識するなら、「あと少しで評定が上がりそうな教科」と「点数が安定しない教科」を分けて考えると、動きやすくなります。

暗記の比重が高い教科(社会・理科の知識問題、国語の漢字・語句)

取り組んだ分が点に出やすい教科です。提出物のワークを何周するかを決め、用語を書いて確認する練習を毎日少しずつ入れます。短期間で伸びやすいため、評定を動かしたいときの第一候補になります。

積み重ねの教科(数学・英語)

前の単元の理解が次の単元の土台になるため、つまずきを放置すると差が開きます。テスト前の一夜漬けでは追いつきにくいので、普段の授業の翌日に、その日の内容を何も見ずに解き直す習慣が役に立ちます。点が取れない原因が「前の学年」にある場合は、戻る単元を決めることが先です。

記述・読解の比重が高い問題(国語の読解、理科・社会の記述、英作文)

答えを書く練習が足りないと、わかっていても得点になりません。模範解答を読むだけでなく、自分で書いたものと見比べて、足りなかった要素に印をつけます。学校の先生や、第三者に添削してもらうと、自分では気づけない書き方の癖が見つかります。

優先順位を付けるときは、「得意な教科をさらに伸ばす」より、「平均を下回っている教科の失点を減らす」ほうが、評定にも学力検査の得点にも効果が出やすいのが一般的です。ただし、教科ごとの評価の仕方は学校や先生によって違うため、迷うときは担任や教科担当の先生に、評価の観点を確認しておきましょう。

家庭でできること・やってはいけないこと

保護者の関わり方は、お子さんのやる気に大きく影響します。家庭でできることは、勉強を教えることより、環境を整えることです。

家庭でできること

  • テスト前に、お子さんと一緒に提出物の一覧を確認する
  • 返却された答案を「点数」ではなく「失点の種類」の視点で一緒に眺める
  • 勉強する場所と時間帯を、本人と話し合って決める
  • 夜の睡眠時間が確保できているか、さりげなく見守る

避けたほうがよいこと

  • 点数だけを見て、「なんでこんな点なの」と責める
  • 他の子や兄弟姉妹と比べる
  • 勉強時間の長さだけを褒めたり、叱ったりする
  • 本人が納得していない塾や教材を、急に増やす

点が取れずに落ち込んでいる子は、本人が一番つらい思いをしています。点数について話すのは、気持ちが落ち着いたあとにして、まず「次に何を直すか」から一緒に考えるほうが、前向きに動き出しやすくなります。

塾・家庭教師・通信教育、どれが合うか

家庭での工夫だけでは難しいと感じたとき、外部の力を借りる選択肢は大きく3つあります。それぞれに向き不向きがあるので、公平に整理します。

塾(集団指導)

  • 向いている子:周りの刺激で頑張れる、決まった時間に通えるリズムがある
  • 注意点:通塾の時間と送迎の負担がある。授業の進度が学校とずれると、定期テスト対策に直結しにくい場合がある

家庭教師

  • 向いている子:苦手単元だけ戻りたい、部活で通塾の時間が取れない、学校の進度に合わせて対策したい
  • 注意点:会社や講師によって料金や指導の質に差がある。講師との相性も大きいので、交代制度の有無を事前に確認したい

通信教育

  • 向いている子:自分で計画を立てて進められる、費用をおさえたい
  • 注意点:自己管理が必要で、わからない点をその場で質問しにくい。続かないと費用だけがかかる

定期テストで点が取れない子の場合、「どこでつまずいているかを見つけてもらうこと」が最初の一歩になります。その点で、一対一で答案を見ながら原因を分けてくれる家庭教師は、学校の進度に合わせた内申点対策とも相性がよい選択肢です。もちろん、すべてのご家庭に合うわけではありません。通塾できる時間があり、集団の雰囲気で頑張れる子には、塾が合う場合もあります。

こんなご家庭は、一度比べておく価値があります
  • 勉強しているのに、定期テストの点が上がらない理由がわからない
  • 部活や習い事で帰宅が遅く、通塾の時間が取りにくい
  • 苦手な単元が前の学年にさかのぼっていて、学校の授業だけでは戻れない
  • 内申点があと一歩で上がりそうな教科があり、次のテストで取りこぼしたくない

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家庭教師を検討するときに、何をどう比べればよいかは次の記事で詳しくまとめています。

→ 静岡で家庭教師を選ぶ方法|料金相場・塾との違い・失敗しない比べ方

塾と家庭教師を、通塾時間や部活との両立、費用の面から比べたい場合は、こちらもあわせてご覧ください。

→ 塾と家庭教師どっちがいい?静岡県の中学生・通塾が難しい家庭の選び方

残り期間をどう使うか

中3の場合、定期テストの回数は残りわずかです。2学期の期末テストの時期は学校によって異なりますが、その結果が、学年末にかけての評定に影響してきます。学力検査の準備と定期テスト対策を完全に分けて考えるより、「定期テストの範囲を、入試にも出る基本として固める」という発想で動くほうが、時間の使い方としては効率的です。

中1・中2のお子さんであれば、今のうちにテストのやり方を直しておくことが、中3での内申点の土台になります。早い段階で原因を分けて直しておけば、受験学年になってから慌てずにすみます。

→ 静岡県の中1・2年生が今やる内申対策

なお、令和9年度(2027年)静岡県公立高校の学力検査は3月3日(水)・4日(木)です。日程や制度は、県教育委員会の発表で確認してください。

出典:静岡県「公立高校をめざすあなたへⅡ」(2026年10月13日確認)

日程が動かない以上、1回のテストで落とした点を、次のテストでどう取り戻すかが勝負になります。この時期に原因を見つけて動き出せるかどうかで、残りの数か月の伸びは変わります。通塾に時間を割きにくいご家庭は、早めに選択肢を比べておく価値があります。

【無料】定期テストの点を、次こそ動かしたいご家庭へ

家庭教師は、会社によって月謝・入会金・教材費の有無、講師の層、静岡県の入試(内申点・学調・学力検査)への対応が大きく違います。先に資料をそろえて、同じ項目で見比べてから話を聞くのが、失敗しない近道です。

資料が届いたら確認したいこと

  • 月謝のほかにかかる費用(入会金・教材費・交通費)と、入試までの総額
  • 定期テスト前に、学校の進度や範囲に合わせた対策をしてもらえるか
  • 答案の失点を分けて、原因から指導してもらえるか
  • 講師が合わなかったとき、無料で交代できるか

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まとめ:原因を分ければ、次のテストは変えられる

静岡県の中学生が定期テストで点を取れないとき、まず見るべきなのは、能力ではなく勉強の中身です。要点を振り返ります。

  • 点が取れない原因は、「見ただけで解けない」「演習とやり直しが足りない」「ミスの種類が分かれていない」「提出物の抜け」の4つに分けると見えやすい
  • 返却された答案は、失点を「知らなかった」「ミス」「考え方がわからない」に分けて、次にやることを決める
  • テスト前2週間は、範囲と提出物の整理、解く練習と直し、総仕上げの3段階で動く
  • 家庭では、責めずに環境を整え、「次に何を直すか」を一緒に考える
  • 塾・家庭教師・通信教育は、通える時間、苦手の位置、自己管理の力で選ぶ。家庭教師を考えるなら、複数社を同じ項目で比べてから決める

次にやることは、手元の最新の答案を1教科だけ取り出し、失点を3つに分けてみることです。5分ほどでできます。その結果をもとに、次のテストまでの動きを決めてください。