静岡県の高校受験、内申点が足りない中3が今からできること|共通枠の3段階と点数の考え方

調査書の学習の記録は、9教科で45点満点。学力検査は、5教科で250点満点。静岡県の公立高校(全日制)の一般選抜は、この2つの数字を軸に動いています。

※受験対策の進め方に迷っている方は、静岡県対応の家庭教師の料金・口コミを無料で比べられる「家庭教師比較くらべーる」(資料請求は無料)もあわせてご覧ください。

通知表の数字を見て、「志望校の目安に内申点が届いていない」と気づいたご家庭は、今の時期、決して少なくありません。私自身、静岡県内で10年以上にわたり塾講師として中学生を指導してきましたが、この時期の面談では、内申点の話題になるたびにお子さんの表情が曇る場面を何度も見てきました。

先に結論をお伝えします。内申点が足りないからといって、今の時点で志望校をあきらめる必要はありません。ただし、「内申点を上げる」「学力検査の得点を伸ばす」「志望校・併願の組み立てを見直す」の3つを、同時に、順番を決めて進める必要があります。どれか1つに全力を注ぐより、3つのバランスを取るほうが現実的です。

本文では、静岡県教育委員会が公表している令和9年度の選抜の仕組みを確認したうえで、内申点が足りないときに今からできることを、優先順位をつけて整理します。内申点を上げる方法そのものは別の記事でも詳しく扱っているので、ここでは「足りない状態で、どう動くか」に重点を置きます。

まず確認したい、共通枠の選抜の仕組み

「内申点が足りない」という言葉の中身は、実は人によって違います。まずは、公立高校の一般選抜がどういう手順で合格者を決めているのかを、公式の資料で確認しましょう。

静岡県の公立高校(全日制)の一般選抜は、1回の選抜の中に、各学校が独自に定める「学校裁量枠」と、県共通の方法による「共通枠」の2つがあります。選抜はまず学校裁量枠で合格者を決め、そのあと、裁量枠の合格者を除いたすべての志願者を対象に、共通枠で合格者を決めます。

共通枠の選抜資料は、学力検査(国語・社会・数学・理科・英語の5教科、250点満点)、調査書、面接です。調査書は、各教科の評定(9教科、45点満点)、観点別学習状況、特別活動の記録、諸活動の記録などで評価されます。

共通枠は3つの段階で合格者を決める

県教育委員会の資料「公立高校をめざすあなたへⅠ」では、共通枠の手順が次のように示されています。

第1段階

  • 対象者の決定:調査書の学習の記録(9教科の評定合計)の上位から、共通枠の定員までの人(同点者を含む)を対象者とします
  • 合格者の決定:そのうち、学力検査5教科の得点合計が上位の75%程度の人を合格者とします(「程度」は前後10%の範囲とされています)

第2段階

  • 第1段階の合格者を除いたすべての受検者が対象です
  • 調査書の学習の記録以外の記載事項と、面接の結果により、共通枠定員の10%程度の人を合格者とします

第3段階

  • 第1段階・第2段階の合格者を除いたすべての受検者が対象です
  • 調査書の記載事項、学力検査、面接の結果を総合的に審査して、共通枠定員の15%程度の人を合格者とします

この手順は、選抜の全体像をつかむための基本形です。実際の対象者の人数や合格者の割合は学校・学科(科)ごとに変わりますし、傾斜配点(特定の教科の配点を高くする方法)を行う学校や、特色ある面接を行う学校もあります。志望校の具体的な扱いは、必ず県の資料や学校の案内で確認してください。

出典:公立高校をめざすあなたへⅠ(静岡県教育委員会)(2026年10月19日確認)

この仕組みから読み取れること

ここで大切なのは、内申点が合否の「入口」と「出口」で別の役割を持っているという点です。第1段階では、まず調査書の評定合計の順位で対象者が決まり、そのあと学力検査の得点で合格者が決まります。つまり、評定が高ければ第1段階の対象者に入りやすくなり、対象者になったうえで、最後は学力検査の得点が物を言う、という流れです。

一方で、第2段階・第3段階があるため、評定の合計だけで足切りのように決まる仕組みではありません。ただし、第1段階が選抜の中心であることは確かですので、「評定の差は、ゼロにできなくても、小さくしておく価値がある」と考えるのが筋です。

なお、評定の合計の順位がどの位置にいれば第1段階の対象になるかは、その年の志願者数と定員の関係で変わります。志願者が定員を大きく上回る人気校ほど、内申点の下位の人は第1段階の対象から外れやすくなります。志願状況は、願書受付(2月16日〜18日正午まで)のあと、志願変更(2月24日・25日正午まで)の前に公表されるので、そこが最終的な判断材料になります。

共通枠と学校裁量枠の違いは、次の記事でもまとめています。

→ 静岡県独自の裁量枠と共通枠解説

「内申点が足りない」の中身を3つに分けて考える

漠然と「足りない」と考えていると、不安だけが大きくなります。まず、次の3つのどれに近いかを整理してみてください。

  • 評定が全体的に低い:どの教科も3や2が多く、合計が志望校の目安から大きく離れている
  • 特定の教科だけが足を引っ張っている:ほとんどの教科は4・5なのに、1〜2教科が低い
  • あと一歩で上がる教科がある:評定は4だが5に近い、3だが4に近い教科がいくつかある

評定は9教科で45点満点ですから、1つの教科の評定が1つ上がると、合計は1点増えます。小さな数字に見えますが、第1段階は評定合計の順位で対象者が決まるため、同じ学力検査の得点でも、評定が数点違うと位置が変わる可能性があります。「1教科、1つだけ上げる」という目標は、決して小さなものではありません。

志望校の「目安」の見方

内申点の目安は、塾や模試会社、学校の資料で数字が違って見えることがあります。注意したいのは、それらは公式の合格ラインではないという点です。過去の合格者の傾向などをもとにした参考値で、年度や倍率によって変わります。

  • 目安の出どころ(学校の進路面談、塾の資料、模試の判定など)を確認する
  • その数字がいつの年度のものかを確認する
  • 目安との差を、合計点で何点あるのかを具体的な数字にする

差が数点なのか、10点以上あるのかで、取るべき手は大きく変わります。差を数字にするところから始めましょう。

今からできること① 評定を動かせる教科に絞る

中3の2学期は、評定を上げられる最後のまとまった時期の1つです。ただし、評定は先生が付けるもので、どの成績がいつの調査書に反映されるかは中学校によって異なります。まず担任や教科担当の先生に、次のことを聞いてみてください。

  • 調査書に載せる評定は、いつの時点までの成績をもとに決まるのか
  • 2学期の評定は、どの定期テストと、どの提出物・課題をもとにつくのか
  • 評定を1つ上げるために、いちばん足りないものは何か

「内申を上げたいので、何を頑張ればよいですか」と聞くことは、悪い印象にはなりません。むしろ、具体的な答えが返ってくることが多く、勉強の方向がはっきりします。

伸ばす教科の選び方

すべての教科を均等に頑張ろうとすると、時間が分散して、どれも中途半端になりがちです。次のように、優先順位をつけると動きやすくなります。

  • 最優先:テストの点数は悪くないのに評定が伸びていない教科(提出物や授業態度で取りこぼしている可能性)
  • 次に優先:あと数点で評定が上がりそうな教科
  • 様子を見る:どれだけ努力しても評定が動きにくい教科(実技教科などは、先生と相談して取り組み方を決める)

実技教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)は、9教科の中で同じ重みを持ちます。「5教科だけ頑張る」と決めてしまうと、評定の合計で差がつきやすくなるので、提出物や授業中の取り組みなど、すぐに直せる部分は直しておくことをおすすめします。

期末テストを「評定のための試験」と位置づける

2学期の期末テストは、評定に直結する材料の1つです。範囲が発表されたら、次の流れで進めます。

  1. テスト範囲の表を作り、教科ごとに「提出物の締切」「ワークの終了日」を書き込む
  2. ワークは1周目で終わらせず、間違えた問題に印をつけて、2周目は印の問題だけ解き直す
  3. テスト前日は、新しい問題に手を出さず、間違えた問題の見直しに使う

定期テストの点数の取り方については、次の記事で詳しく書いています。

→ 中3の2学期から内申点は上げられる?静岡県の内申と今からできること

今からできること② 学力検査の得点で差を詰める

評定は、先生の評価という性質上、自分の努力だけでは決まりきらない部分があります。一方、学力検査は、本人の勉強が点数に直接出る部分です。評定の差を数点縮めるのと同時に、学力検査の得点を積み上げることが、内申点が足りない受験生にとって現実的な戦略になります。

先ほど確認したとおり、第1段階の合格者は、対象者のうち学力検査5教科の得点合計が上位の75%程度の人です。対象者に入っているのであれば、最後に差をつけるのは学力検査の得点です。

得点が伸びやすい順番

入試までの期間が限られている中で、点数を効率よく積み上げるには、次の順番が基本です。

  • 基礎問題の取りこぼしをなくす:計算、漢字、英単語、理科・社会の基本用語など、確実に点が取れる問題を落とさない
  • 配点の大きい大問を安定させる:過去問の構成を見て、毎年必ず出る形式の問題から固める
  • 苦手単元を1つだけ戻る:中1・中2の内容で止まっている単元があれば、そこだけを復習する

過去問をいつから、どのように使うかは、次の記事で整理しています。

→ 静岡県の中3、学調の点数が伸びないときの立て直し方

学調との付き合い方

学調(学力調査)は、中学校で実施される学力調査で、入試そのものではありません。公式の選抜資料にはなっていませんので、「学調の点数で合否が決まる」と考える必要はありません。学校や塾が、志望校の目安として使う資料です。点数が低くても、そこから学力検査までに伸ばす余地は十分にあります。結果は「何が足りないかを見つける材料」として使ってください。

ここまで、評定と学力検査の両面から見てきました。内申点との差が数点で、学力検査の得点で埋められそうなのか、それとも差が大きく志望校の見直しも視野に入れるのか。この判断には、客観的な材料が必要です。そこで、お子さんの得点や評定の状況を、第三者の目で一度整理してもらうことが役に立つことがあります。

目安との差が数点で、「残りの期間で得点を積み上げたい」「学校の進度に合わせて、苦手単元だけ見てもらいたい」というご家庭は、静岡県に対応している家庭教師の料金を、無料で比べておくと判断がしやすくなります。

今からできること③ 学校裁量枠と志望校の組み立てを見直す

内申点が足りないときに、見落とされがちなのが、学校裁量枠の存在です。学校裁量枠は、原則として募集定員の50%以下で、学校・学科ごとに設定されます。重視する観点は、「中学校における学習」「文化的・体育的活動」「特別活動等」「学科への適性」「探究活動」「地域貢献」など、学校によってさまざまです。

選抜資料は、学力検査、調査書、面接に加えて、必要に応じて実技検査などの学校独自選抜資料が用いられます。

希望者を対象とする枠と、全員を対象とする枠

  • 希望者を対象とする学校裁量枠:願書で希望する選抜段階を記入します。「中学校における学習」を除いて、学校独自選抜資料(実技検査・作文など)があります
  • 全員を対象とする学校裁量枠:一般選抜に志願することで、自動的に選抜の対象になります

「中学校における学習」を重視する枠は、調査書の学習の記録に主眼を置いた選抜です。内申点が目安に届いていないお子さんにとっては、必ずしも有利な枠ではありません。一方、部活動や生徒会、探究活動など、評定以外の取り組みを重視する枠がある学校もあります。志望校の選抜方法は、「公立高校をめざすあなたへⅡ」の一覧で確認できます。

出典:公立高校をめざすあなたへⅡ 選抜の流れ(静岡県教育委員会)(2026年10月19日確認)

ただし、評定以外の取り組みを重視する枠を希望する場合も、学力検査と調査書は選抜資料に含まれます。「学校裁量枠なら内申点が低くても通る」ということではありません。自分の取り組みが、その学校の重視する観点に合っているかを、冷静に見る必要があります。

併願と志望校の見直しの順番

志望校を変えるかどうかは、次の順番で考えると、気持ちの整理がしやすくなります。

  1. 志望校の目安と、現在の評定・得点の差を数字にする
  2. 残りの期間で、評定と学力検査をどこまで伸ばせそうかを、先生や塾の意見も聞きながら見積もる
  3. 志望校の選抜方法(裁量枠の有無、傾斜配点、面接)を、お子さんの強みと照らし合わせる
  4. 私立高校の併願や、公立の別の学校・学科を含めて、複数の選択肢を並べる
  5. 願書受付(2月16日〜18日)と志願変更(2月24日・25日)の時期に、志願状況を見て最終判断する

私立高校の併願の仕組みや、公立との組み合わせは、次の記事でまとめています。

→ 静岡県私立高校併願の仕組み解説

市立高校を志望する場合は、市の定めがあるので、中学校の先生に相談してください。志願変更は1回に限り認められているので、「出願時点で決め切れなくても、変更の機会がある」と知っておくだけでも気持ちが楽になります。

家庭でできること、やってはいけないこと

内申点が足りないとわかったとき、保護者の声かけ次第で、お子さんの動きは大きく変わります。保護者ができることは、勉強を教えることではなく、お子さんが動きやすい環境と気持ちを整えることです。

家庭でできることのチェックリスト

  • 通知表と最近のテストを並べて、事実だけを一緒に確認する(責める言い方をしない)
  • 担任への質問を、お子さん本人と一緒に考える
  • 提出物の締切をカレンダーに書き、本人が見える場所に貼る
  • 睡眠時間と食事の時間を、先に確保する
  • 他の子との比較ではなく、「前回より何点上がったか」を話題にする

やってはいけないこと

  • 評定の数字だけでお子さんを評価する:数字は伸びしろを探す材料であって、本人の価値ではありません
  • 先生への不満を、お子さんの前で何度も口にする:授業への意欲が下がり、評価の材料がさらに減ります
  • 学力検査の対策をすべて止めて、評定だけに集中する:両方のバランスが必要です
  • 志望校を変えるかどうかを、本人抜きで決める:納得感がないまま変えると、勉強の意欲に影響します

また、「必ず評定が上がる方法」は存在しません。できるのは、評価の材料を増やし、取りこぼしを減らすことです。その積み重ねが、結果として評定に反映される可能性を高めます。

塾・家庭教師・通信教育を比べる

家庭だけで進めにくいときは、外部の力を借りる選択肢もあります。それぞれに向き不向きがあるので、公平に整理します。

塾(集団・個別)

  • 向いている場面:周りの生徒がいたほうが集中できる、決まった時間に通う習慣をつけたい
  • 気をつけたい点:通塾の時間が必要。集団授業は、一人ひとりの苦手単元に合わせにくい場合がある

家庭教師

  • 向いている場面:通塾の時間が取りにくい、苦手単元だけ戻りたい、学校の進度やテスト範囲に合わせた対策をしたい
  • 気をつけたい点:講師との相性で効果が変わる。会社によって料金や講師の層が違う

通信教育

  • 向いている場面:自分のペースで進められる、費用を抑えたい
  • 気をつけたい点:自分で計画を立てて続ける力が必要。質問がすぐにできないことがある

この記事のテーマである「内申点が足りない」状態で考えると、家庭教師が合いやすい理由は3つあります。1つ目は、学校の進度やテスト範囲に合わせて、評定に直結する期末テスト対策ができること。2つ目は、評定の整理と学力検査の対策を、1人の講師と一緒に組み立てられること。3つ目は、通塾に使っていた往復の時間を、そのまま勉強や休息に回せることです。

もちろん、すべてのご家庭に家庭教師が合うわけではありません。大切なのは、1社に決め打ちせず、複数の会社の料金や講師の層、静岡県の入試への対応を見比べてから決めることです。

こんなご家庭は、一度比べておく価値があります
  • 志望校の内申点の目安に数点足りず、何から直せばよいかわからない
  • 期末テストで評定を1つ上げたい教科があるが、自力では対策の手順が見えない
  • 部活や通塾の時間の都合で、決まった時間に勉強を見てもらう余裕がない
  • 評定の対策と学力検査の対策を、同時に進める計画を一緒に立ててほしい

家庭教師比較くらべーるなら、静岡県に対応している家庭教師会社の料金や口コミを見比べて、気になる会社の資料を無料でまとめて取り寄せられます。

静岡県対応の家庭教師を無料で比較する

家庭教師を検討するときに、何をどう比べればよいかは次の記事で詳しくまとめています。

→ 静岡で家庭教師を選ぶ方法|料金相場・塾との違い・失敗しない比べ方

入試までの時間割:10月下旬から3月まで

今日(10月19日)から、学力検査(3月3日・4日)まで、あと135日です。この期間を、おおまかに4つに分けて考えてみましょう。具体的な日付は学校の行事や定期テストの予定で変わるので、あくまで目安です。

10月下旬〜11月:評定と基礎を固める期間

  • 担任や教科担当の先生に、評定を上げるために足りないものを確認する
  • 期末テストの対策を、評定を動かせる教科から優先して進める
  • 提出物の締切を落とさない仕組みを作る

12月:学力検査の対策を本格化する期間

  • 過去問を使い始め、時間配分と失点の傾向をつかむ
  • 苦手単元を1つに絞って、中1・中2の内容に戻る
  • 進路面談で、志望校と併願校の候補を相談する

冬休み〜1月:得点を積み上げる期間

  • 過去問の間違い直しを繰り返し、同じ失点をなくす
  • 私立高校の出願や受験の日程を確認する
  • 生活のリズムを、入試当日の時間に合わせはじめる

2月〜3月:最終判断と本番の期間

  • 願書受付(2月16日〜18日正午まで)に向けて、志望校を最終確認する
  • 志願状況を見て、志願変更(2月24日・25日正午まで)を使うかどうかを判断する
  • 学力検査・面接(3月3日・4日)、合格者発表(3月12日正午以降)

冬休みは、丸一日を自分の勉強に使える最後の長い休みです。過ごし方は次の記事で整理しています。

→ 中3の冬休みの勉強計画|静岡県公立入試まで残り2か月の過ごし方

日程は、県教育委員会の発表で更新される場合があります。最新の情報は、静岡県教育委員会の「公立高校をめざすあなたへⅡ」で確認してください。

出典:令和9年度 公立高校をめざすあなたへ(静岡県)(2026年10月19日確認)

内申点が足りない中3に伝えたいこと

最後に、数字から少し離れて、現場で感じていることをお伝えします。内申点が足りないと気づいたとき、お子さんは、「自分はもうだめなのではないか」と感じやすくなります。保護者の側も、「もっと早く気づいていれば」と自分を責めてしまうことがあります。

けれども、今は10月です。学力検査まで、まだ4か月以上あります。評定が動く余地も、学力検査の得点が伸びる余地も、残っています。そして、静岡県の共通枠は、評定の合計だけで合否が決まる仕組みではありません。数字を冷静に整理し、できることを順番に積み上げることが、いちばんの近道だと私は考えています。

焦って志望校を下げる前に、また、根拠なく「大丈夫」と思い込む前に、まずは目安との差を数字にして、先生に相談するところから始めてください。

志望校の合格ラインまであと数点、内申点に不安がある、という状況は、残り期間の使い方で見通しが変わります。評定の対策と学力検査の対策を、同時に、現実的な計画に落とし込むために、まずは複数の選択肢の資料をそろえて、比べておくことをおすすめします。願書受付の2月16日まで、あと約4か月です。

【無料】内申点の目安にあと少し届かないご家庭へ

家庭教師は、会社によって月謝・入会金・教材費の有無、講師の層、静岡県の入試(内申点・学調・学力検査)への対応が大きく違います。先に資料をそろえて、同じ項目で見比べてから話を聞くのが、失敗しない近道です。

資料が届いたら確認したいこと

  • 月謝のほかにかかる費用(入会金・教材費・交通費)と、入試までの総額
  • 期末テスト対策など、学校の進度やテスト範囲に合わせた指導ができるか
  • 静岡県の公立高校入試(調査書と学力検査)の仕組みを理解した講師がいるか
  • 講師が合わなかったとき、無料で交代できるか

家庭教師比較くらべーる

静岡県対応の家庭教師を無料で比較・資料請求する

家庭教師比較くらべーる(資料請求は無料)

まとめ:内申点が足りないときは、3つを同時に、順番をつけて進める

  • 静岡県公立高校の共通枠は、学力検査(5教科250点満点)、調査書(評定は9教科45点満点)、面接で選抜し、第1〜第3段階で合格者を決める
  • 第1段階は評定合計の順位で対象者を決め、学力検査の得点上位の75%程度が合格。評定の合計だけで合否が決まる仕組みではない
  • まずは「目安との差」を数字にして、評定を動かせる教科に絞って動く
  • 評定の対策と同時に、学力検査の基礎・頻出分野・苦手単元から得点を積み上げる
  • 学校裁量枠は、重視する観点が学校ごとに違う。志望校の選抜方法を県の資料で確認し、私立の併願も含めて複数の選択肢を並べる
  • 家庭では、責めずに事実を確認し、睡眠・提出物・先生への質問を支える
  • 外部の力は、塾・家庭教師・通信教育を比べて決める。1社に決め打ちしない

次にやることは、通知表と直近のテストを並べて、志望校の目安との差を数字にすること、そして担任の先生に「評定を上げるために何が足りないか」を聞くことです。この2つは、今日からでも始められます。